LUNAR-A立つ日
宇宙探査から取り残されていたか、孤独に地
球を周回していた月に新たな目が向いてきた

1999年7月20日月面着陸30周年
99年7月28日、部分月食が19時22分頃から関東地方中心に観測されました
99年7月31日PM6:52、
月の南極へルナ・プロスペクター探査機見事命中!
60億トンの水の存在が期待されたが?
(残念ながら確認されなかった!)
2000.7.16皆既月食日本各地で観測されました。
2007.9.2皆既月食日本各地で観測されました、関東地方は曇りながら21時
。    頃雲の切れ間から月食の後半を観ることが出来ました。
水 星 金 星 火 星 小惑星 木 星 土 星 天王星 海王星 冥王星 彗 星
MERCURY VENUS MOON MARS ASTEROID JUPITER SATURN URANUS NEPYUNE PLUTO COMETS


===日本の月周回衛星「かぐや」打ち上げ成功しました。===
平成2009年6月12日任務を全うし月面に衝突!

日本時間2007年9月14日午前10時32分、月周回衛星「かぐや」を載せたH2Aロケット13号機が種子島宇宙センター
から打ち上げられました。
「かぐや」はロケットから分離され太陽電池パネルも無事展開打ち上げは成功です。
「かぐや」は、9月15日と9月19日の2回軌道修正しながら地球を2周し、月に向かい10月4日に月の周回軌道に
入ります。月を周回する「かぐや」は楕円軌道中に連携観測する小衛星2基を放出し、徐々に月周回観測円軌道に
入ります、そして12月頃から本格観測を開始します。
周回軌道上から搭載した14種類の観測機器で、月の重力・磁力・内部構造・組成を探り月誕生の謎にせまります。

月面の画像は田村卓巳氏が冷却CCDカメラで撮影
したもので、10数枚の画像を繋ぎ合わせています。

アポロ計画から21世紀の月探査へ
アポロ11号(司令船コロンビア)のアームストロング船長らが月面「静かの海」へ月着陸船イーグルで降り立ち、人類に驚きと感動を与えてくれたのは1969年7月20日、それから12号・・・・・17号(13号は月から6万1000kmで酸素タンクが爆発し緊急帰還)のアポロ計画で12人の宇宙飛行士が月面に立ち、計画が終了したのは1972年でした。あれから35年、アポロ計画は何だったのだろう、米ソの威信をかけた宇宙開発競争?はわずかな月の石の採取で、月の起源も内部構造も不明のまま終わってしまった。人々の目はより遠くの銀河、より遠くの深宇宙へ、150億光年彼方の宇宙の地平線へロマンを追いかけています。しかし月は謎のまま、今日も餅をつく兎が昔のままの姿を私達に見せてくれています。古来から私達日本人には、歌やかぐや姫・竹取物語の童話、お月見など生活に大きく関わって来ました。そして今も昔と変わらない三日月、上弦の月、満月、下弦の月、新月と毎日姿を変え私達の目を楽しませてくれますが、現代の殺伐とした世相の時代の子供達には月はどんな存在なのだろう。ちょっと気になる・・・・・・・・・・。

アポロ13号奇跡の帰還
アポロ13号は、月フラマウロ高地軟着陸を目前にして、SM(機械船)の酸素タンク爆発というアクシデントを起こした、11号以来3度目の月軟着陸を断念、緊急帰還しなければならない。しかし、この時、アポロ13号はハイブリッド軌道(Uターンして戻る)を、採用していたと言います、11号のフリーリターン軌道(月を周回して戻る)に比べて飛行距離を短縮、正確な着陸を目的としたものです、ところが着陸を中止した場合そのままでは地球に戻ることは出来ません。クルーの生命危うし!
NASAの科学者、技術者は3人の宇宙飛行士を無事地球に戻すための最善の知恵を絞ります。

LM(月着陸船)アクエリアスの姿勢制御ロケットを使い、ハイブリッド軌道からフリーリターン軌道への変換を決断し、LMアクエリアスを救命ボート代りに使い、更にCM(司令船)オデッセイの蓄電池、酸素、姿勢制御燃料等は帰還時の大気圏突入直前まで使わないという大胆な決断をしたのです。NASAの数千人の技術者の知恵と決断、クルーの冷静な判断と勇気で無事司令船オデッセイは太平洋上に着水したのです。
(95年?映画化・アポロサーティーン)
往々にして、月面を歩いた宇宙飛行士や船外活動をした飛行士がヒーロー扱いされますが、ひとつミッションが成功するためには数千人の人々が関わり、そして全ての人々がヒーローであることを私達は忘れてはいけない。11号のアームストロング船長とオルドリン飛行士は月面に立ったが司令船に残り待機したコリンズ飛行士の名を知っている人は?。

当時の米ケネディー大統領が月に人類が降り立つ目的でアポロ計画をスタートさせたのは1961年、あれから50年近くたった今、月は探査から利用に向けて色々取りざたされている。
面白いのに地球上の墓地を全部月に置くというもの、御存知のように月はいつも地球に表?しか向けていない、これは月の公転周期と自転周期が同じため私達からは決して月の裏側を見ることが出来ないのです。これがかえってお墓を置くことに都合がいいという訳です、晴れている日はいつでも月に向って手を合わせることでいつでもお墓参りが出来るというもの。遺灰を宇宙空間にばら撒く
宇宙葬なるものがアメリカで宣伝されているそうだ、そんな時代だから、月にお墓を置くのもいいかもしれない。

木星に衝突したシューメーカー・レヴィー彗星の発見者(97年7月18日にアリス・スプリングズで交通事故に遭い他界した)。ユージン・M・シューメーカーの灰が、追悼カプセルに入れられて、98年1月7日ルナープロスペクターで月へ向かったのを知っている人も多いだろう。カプセルは、ヘールボップ彗星の写真、シェイクスピアの不朽のラヴ・ストーリー「ロミオとジュリエット」からの言葉が印された、金属製のホイールで包まれているそうだ。

次にありそうなのが月面基地の建設だ、21世紀は宇宙探査の時代になるだろうと言われています、宇宙ステーション建設が現実化した今日、より遠くの宇宙を目指すには重力が地球の6分の1の月が有利なのです、また月の環境・資源をそのまま利用した基地建設の研究も進んでいると言います。
大気の無い月面に46億年も太陽風が吹き付けたため、月にはヘリウム3が100万トンもあると推定されています、実はこれが放射能を出さないうえ、発電効率のいい核融合発電の燃料になるのです。1万トンあれば地球で必要な電力の100年分を賄えるそうです。

94年米国防総省が軍事衛星クレメンタインを科学探査に転用し月の地図作製・極地方に氷の存在を示唆、そして月に水があることを確認したのが98年1月7日打ち上げの米ルナ・プロスペクター探査機でした。
水は将来基地が完成すれば有力な資源になることは間違いないでしょう。水の総量が、1000万〜3億トンのどこかにあるということになるが ルナープロスペクターによる月面上の氷の捜索で使われている方法は、中性子分光法と呼ばれ、月面から継続的に放射されている中性子と呼ばれる小さなエネルギー粒子を検出して判断するものだそうだ。私には難しすぎて解らない。
月の地表組成を調査するミッションの為に1998年1月に打ち上げられたNASAの6300万ドルのプロスペクターは、神風特攻をしてミッションを終わらせるスケジュールが慣行され衝突は成功しました。
彼らの目的は、月に凍った水が存在するのかどうかの疑問に決定的に答える為に十分な水蒸気を巻き上げることです。

(99年10月 ルナ・プロスペクター探査機が衝突する瞬間を、地上と宇宙から12の望遠鏡が一斉に観測しましたが水蒸気の巻き上げを観測することが出来なかったと発表!)

最近の調査結果が強く示唆しているように、もし月に十分な量の(水が)存在するならば、月のH2O(水素と酸素)は、コロニーや探査機、ステーションの燃料製造、呼吸用酸素の製造等計り知れないような科学的そして経済的な価値に成り得ます。
(次の探査まで結論を持ち越されました)

ともあれ、そんな月に、NASAが深宇宙に気を取られている隙に、日本の探査機がいよいよ月の謎解明に飛び立ちます。

2004年以後:宇宙航空研究開発機構が探査機ルナAを送る。
ルナーAの打ち上げが2004年以後に延期になりました
ペネトレーターの実験が失敗に終わり、設計変更が必要なためと発表されました。


地震計を内臓したペネトレータを周回軌道上から秒速300mで月に打ち込み、地震ならぬ月震の謎を探ります、海が無いから揺れ続けているかもしれません。ペネトレータの電源はスーパーリチウム電池を使うので1年くらい観測を続けられるそうだ。内部構造が解明されれば、月は地球と同じ惑星系から誕生したのか、巨大惑星が地球に衝突して出来たのかの議論に決着がつくかもしれない。

月の表面は真空のため昼と夜では温度変化が摂氏120℃から氷点下170にも変化する過酷な世界だ、ところが月の砂の熱伝導率は極めて低いため地下3mも潜ると温度変化のほとんど無い世界が生まれる、地表に砂を敷き詰めた地下室は、とりもなおさず快適な生活環境に生まれ変わるのです。
このように、
月の起源と進化を理解するために地球物理学的手法を使って月の内部構造を探ることを目的としています。

2006年:宇宙航空研究開発機構のセレーネ計画が予定されている。 2007年9月14日月周回衛星「かぐや」打ち上げ成功しました
この計画は「SELENE(セレーネ:SELenological and ENgineering Explorer)」と呼ばれ、2006年、日本初の月探査計画で、アポロ計画以来の探査として、各国からも注目されています。セレーネ計画は、周回軌道上から、月の重力・磁力・内部構造・組成を探りに行きます。
1月、アメリカのブッシュ大統領は、月の有人基地建設計画を表明したり、ヨーロッパ諸国、中国、インドと月探査計画を進めているなかで、日本は、先陣を切って2つの月観測衛星を打ち上げることになる。
現在の月がどの様にして出来たのか、その理由の多くは謎のままです、その謎を解くためには、月の裏側を詳しく観測する必要があるという、そのために衛星本体とは別に2つの子衛星を月近くの軌道で切り離し、この子衛星を中継して月の裏側の詳細な情報を得るのだと言う。
月の誕生の有力な説としては、地球からの「分裂説」、巨大な天体の衝突でできた「衝突説」、地球と同様にできた「兄弟説」などがある、謎に決着が付く日もそう遠くはないかも知れない。

2003年9月:ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の月探査機SMART-1打ち上げ成功。
SMART-1は、2004年11月に月周回軌道に入り、2005年1月中旬より近月点300km、遠月点3000Kmの楕円軌道で周回し、月の地形、地質、水の存在等を調査しました。
スマート1の探査期間が、当初の予定では探査終了が2005年8月でしたが、これが2006年8月までになりました。


===SMART-1 月面衝突に成功しました。===

日本時間2006年9月3日午後2時42分無人月探査機は任務を終え、予定通り月の南半球「卓越の海」に墜落
衝突に成功しまた。

この欧州初の月探査機は、高性能のカメラや月の表面の物質組成を観測する装置を備え、月の周回軌道上
から月面を詳細に撮影したほか、05年3月より月の地形や地質を調査し、表面には大量のカルシウムが存在
することを確認しました。

中国も月周回、月面着陸、月からのサンプルリターンの「嫦娥計画」を発表。インドは月周回探査機「チャンドラヤーン」の打ち上げを計画している。

 ミッションプロファイル 宇宙開発事業団提供

日本の太陽系探査は91年打ち上げられた「ひてん」が月の重力を利用したスイングバイ航法技術をマスターしたことで、かつての米ソの惑星探査を指をくわえて見ていた時代は終わりました。打ち上げロケットの開発と観測衛星の開発は世界的レベルに高まったという、X線天文衛星「はくちょう」「てんま」「ぎんが」「あすか」の活躍はもとより、98年電波天文衛星「はるか」、05年7月には日本の科学衛星「Astro-E2」の打ち上げに成功し、その名も「すざく」朱雀と改名、5代目のX線天文衛星が誕生しました。
更に
火星探査機「PLANETーB」の打ち上げ 成功、小惑星サンプルリターン計画「MUSES-C」が2003年5月打ち上げられ、2005年6月小惑星イトカワに到着しました。ハワイマウナケア山頂でファーストライトを終え、2000年春からの本格観測を始めた日本の誇る「すばる望遠鏡」の活躍の追い風を受けて、日本の宇宙科学が世界の桧舞台に立つ日が来たのです。

月の女神セレーネは、ラトモスの牧場の羊飼いの美少年エンデミオンに恋をしました。彼に恋するあまりいつでも彼のもとを訪れ一緒に夜を過ごしたく思い、月神セレーネは自分自身で不老不死の永遠の眠りをエンデミオンに授け、ラトモス山中の洞窟に眠らしたのです、夜になるとエンデミオンのもとへ行くのですが、しかし美少年は女神の傍らにひっそり横たわり、静かに息をするだけで、身動きひとつすることもなく永遠にまどろむばかりで、女神の愛撫に答えることなはなかった。こうして女神は想い通りに手に入れたはずの恋は月の女神セレーネ自信を苦しめるばかりであったのです。月探査セレーネ計画に、月はエンデミオンを演じるのだろうか?

 

 プレアデスの乙女達
 散開星団・惑星状星雲・星の輪廻転生。
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